とある技術者の備忘録的情報

外付けハードディスクが認識されなくなった④

さて、前回の記事『外付けハードディスクが認識されなくなった③』にて、
2TBあったデータが、280GBしか回復しなかったと伝えた。

実はこれ、使用領域は280GBであるにも関わらず、
確認できる実際のファイルは合計で、18GBしかないことが判明。。。

ほぼもう絶望的な状況です。

でも最後の望みをかけて、
Wondershareから出されている
『データリカバリー』
利用してみることにした。

こちら簡単ウィザードでは、今回の重大な損失における
回復には対応していないようで、
「標準モード」で使用する必要があるとのこと。

そこで、ここのガイドを参考にしつつ、
「RAWファイルの復元」を利用することに。

2.5TBの全領域をスキャンするのに、およそ90時間かかりました。

そしてその結果は、、、、、

C1

ご覧のとおり。

11,158個のファイル、サイズにして687.74GBのファイルが見つかりました。

2TB近くあったので、半分以下ではあるが、
かなりの数と量が見つかった。

で、具体的に復元したファイルを
チェックしていくことに。

するとファイルは復元されてはいるが、
ムービーがやはりファイルにダメージを
受けているためか、うまく再生できないもの多数存在。

結果、実際に利用できるファイルまでに
復元できたのは、次の図の通りで、
ファイル数:10,839個、データサイズ:503GBでした。

C2

約25%の復活率でした。

ムービーデータが多く、1.5TB位のデータが
復元できなかったのが残念です・・・。

ファイルサイズが大きいと多くのセクターを
またぐことになり、復活が難しいのは理解できるが、
個人的にはそこも復活してほしかった。。。

非常に重要な映像たちだったので。。。

だが、まぁやはり、完全に復活できなかったことから比べると相当の復活劇。

ので、このWondershareの『データリカバリー』というソフトを
総合的に判断すると、ちょっとしたファイルの削除をしてまったり、
うっかりミスでパーティションを削除してしまったり、
クイックフォーマットをしてしまったくらいであれば、
相当使えるソフトかとは思う。

ただ、さすがにセクターを痛めてしまったような
現象においては復活も難しいのだろう。

教訓として、重要なデータは、やはり、
CDメディアなどに移しておいたり、
複数のHDDに保存バックアップを
しておくこと。

絶対になくなっては困るデータは、
複数の方法にて保存しておきましょう。

文責:牧秀樹

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